2014年7月29日火曜日

ところ変われば。。。二輪免許取得

もうちょっとで冬が終わる。もう数日で8月というのは驚きだ。
9月になって道路使用登録をすればもう走れる!

下の写真は2010年9月。
そう、バイクが道路上に戻ってしばらく経った時のちょい乗りの時だ。この時期まだまだ山には雪が残っている。この裏山もスキー場である。

しかし暦を無視して真夏に雪が降ったり、冬が近づいているというのに夏日のようになったりすることもある。昨今は世界のどこでも異常気象というのが通常なので、これからは異常気象という言葉も言わなくなってしまうのかもなんて思ったりする。


もちろん暦では真冬なのだが、今日は日中に散歩していてジャケットを脱ぐ程だった。
もしハーレーが走れる状態であったなら間違いなくちょい乗りしていたろう。
気温は13度まで上がったらしい。



そういえば先週末、Kuzzyさんと会食しながら話題に上ったのが、免許の事だった。私が日本で所有していたのは普通自動二輪免許だった。いわゆる中免だ。大型に乗るつもりは全くなかったし、当時のバイクライフには満足していた。

ずっとオフロード人生でヤマハのセロー225から始まり、DT200R、そしてホンダになりCRM250Rの赤と青を2台乗り継いだ。エンデューロとかに出場するのが大好きだった。



そんなオンロード知らずの自分がまさかのハーレーに心が向いたのはこちらの免許制度を知ってからだった。この国の道路事情も大いに関係している。

こちらの二輪免許の制度は3段階になっていて初心者、制限あり、限定解除、だ。大まかに言うと、乗っている(免許を取得している)年数でだんだん制限が無くなっていくシステムになっていた。これはつい最近にいろいろ条件が出てきて内容が変わってきているらしいが。


当時、私はこちらの車の免許を既に持っていて、(これにもまた話があるのだが)二輪は無かったのだが、日本の免許から移行ができると言う事をどこかから聞いて、調べてみると、日本の中免はこちらのフルライセンス(限定解除)に値すると言う。これは取るっきゃないと、いざ、免許センター(の役割をしているところ)に行った。

いざ行ってみると私は車の免許を持っている為、ペーパーテストはしなくていいが、実技試験を受けろと言われ、いつも通り話が違うなあと思いながらも承諾した。二十年以上も前の事を思い出しながらテストを受ける事になるなんて。

その場で数日後のテストを予約するとそれから準備が必要だった。なんせ、該当するバイクを用意しなくてはならない。そこでKuzzyさんに相談に行ってテストまでの一週間くらいということでヤマハのTT Raidを借りた。

これでテストを受けるのだ。そう、こちらの試験場には実技試験の為の車両などの用意は無いのである。テストを受ける人が自分で車両をどっかから用意して、免許も無いのにそれに乗って試験場まで行くのである。何ともこっちらしい。ひょっとしたら、都会の方は違うのかもしれないけども、この町ではきっと今でもそうである。


ヘルメットは事前にハーレー屋さんに行った時に仕入れてあった。もうハーレーに乗るのが前提になっていたので、ご丁寧にハーレーのロゴまで入っているものなのだ。しかもAraiとかShoeiとかより断然安い。聞くところによると韓国製だそうだ。ハーレーブランドなのに。モノホンか?




という訳で、特訓である。
ほんとに十数年ぶりにバイクを跨ぐと嬉しさで震えがした。私が歴代乗ったバイク達よりもずっとシート高が高く感じたのは不思議。歳食って足が短くなったのかもしれないと思った。

一通りあれこれ取り回ししてみて、機能を確認してからエンジンをスタートする。オフなのにセルが付いてる。びっくり。このTTだって決してそんなに新しい年式では無いはずだが。でも確か、その昔、TTが初めてセルを積んだオフ車で難易度の高いエンデューロでは有利だぞ、みたいな話題があった気がする。


しばらくあちこち走ってみて感覚を取り戻していく。楽しい。嬉しくてウキウキ、ついに山に向かって走り出した。絶対に山でテストはしないだろうが。


ここはCoronet Peak(コロネットピーク)という、冬はスキー場になり、にぎわうところの外れにある道だ。

湖の手前に見えるのがQueenstown(クイーンズタウン)だ。

しばらく景色を楽しみ、眼下にある道を望み、これから先の人生の楽しみを夢見たあの夏の日のことだった。



テストの日に続く。



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